アーレントのある教会

今から300年ほど昔、イタリア半島が「音楽の本場」として全盛期にあった頃。教会のパイプオルガンは礼拝時だけでなく、ソナタや協奏曲のようなエンターテイメントにも使われ人々の耳を愉しませました。イタリアの音楽スタイルはアルプスを越えてドイツへ、海を渡って英国へ、と各地で流行、巨匠たちも大きな影響を受けています。その魅力を鮮やかに解き明かすのは、現代の古楽界を代表するイタリアの名匠ロレンツォ・ギエルミ。

曲目

1. パスクィーニ:パッサカリア 変ロ長調
2. スカルラッティ:ソナタ ト長調K328
3. ヘンデル:プレリュードとアレグロ ト短調
4. パーセル:グラウンド
5. パーセル:ヴォランタリー ト長調
6. パーセル:二段鍵盤オルガンのためのヴォランタリー
7. スカルラッティ:ソナタ イ短調 K61
8. スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K92
9. ブクステフーデ:カンツォーナ ト短調 BuxWV173
10. ブクステフーデ:いざ来ませ、異邦人の救い主よ BuxWV211
11. ブクステフーデ:パッサカリア ニ短調 BuxWV161
12. サンマルティーニ:ソナタ ト長調
ヘンデル:協奏曲ヘ長調 op4-5
13. ラルゲット
14. アレグロ
15. アッラ・シチリアーナ
16. プレスト
17. バッハ:ファンタジア ハ短調 BWV562
18. バッハ:いざ来ませ、異邦人の救い主よBWV659
19. バッハ:主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ BWV655
20. バッハ:ファンタジアとフーガ ハ短調 BWV537
21. バッハ:最愛のイエスよ、われらここに集いて BWV731

プロフィール

ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
イタリアを代表するオルガニスト、チェンバリスト、指揮者でルネッサンスとバロック音楽の研究家。ヨーロッパ各国、日本、アメリカなどで幅広くコンサートやレコーディングをおこなう。ミラノ国際音楽アカデミーの古楽研究所でオルガン、チェンバロ、室内楽の教鞭を執っている。2006年からは、バーゼルのスコラ・カントールムの教授もつとめている。
イタリアの古楽アンサンブル、イル・ジャルディーノ・アルモニコの初期メンバーとしてレコーディングやライブに参加したこともある。


COO-023
¥2,800(税別)

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