ハルモニア・ナシェンティス・ムンディ

ハルモニア・ナシェンティス・ムンディ COO-015

アタナシウス・ケルヒャーの著者に示された挿画のオルガン(本盤ジャケット)は、どのような音楽を前提としていたのか?かの哲人の思い描いた緻密な音楽秩序はいま、ひとつのプログラムを通じて再構成され、十七世紀音楽にひめられた「数」の神秘が明かされるーー博識の名奏者が編み上げた、精緻なるバロック・オルガン芸術のアンソロジー。簡素にして味わい深い小さなパイプオルガンの音色がしっとりと心に寄り添います。

演奏者

エドアルド・ベロッティ

曲目

1) フローベルガー: ドレミファソラによるファンタジア
2) フレスコバルディ: 小さな舞曲風のアリア
3) M.ロッシ: 第3のトッカータ
4-9) コレッリ/ビリントン編: 第8のコンチェルト 「クリスマス協奏曲」 (1784)
10) ケルル: パッサカリア
11) ムッファート: 第6のトッカータ
12-15) パスクィーニ: 組曲イ調
16) フレスコバルディ: ラソファミレドによる第2のカプリッチョ
17) ブスクテフーデ: 前奏曲 ト短調 BuxWV 149

プロフィール

エドアルド・ベロッティ(オルガン)
1957年、イタリア・パヴィア生まれ。
長年にわたる司祭職を経て、現在、北イタリア・ベルガモとドイツ・トロッシンゲン音楽大学でオルガン、通奏低音、即興演奏の教鞭をとっている。同時にオルガニストとしてヨーロッパ各地、アメリカで活発な演奏活動をする一方、音楽学者としても多くのシンポジウム発表や執筆に余念がない。


COO-015
¥2,800(税別)

2020年7月11日CDカタログ