ピアニスト・ドレミ

「スカルラッティ」を軸にしたプログラム、話はそこから始まった。555曲全てを弾き、そこから選び出された6曲のソナタにモーツァルトとショパンの作品をあわせてみせる。オービエ、クリスト―フォリ、コハーン、冨田勲…世界の演奏家たちからどんな楽譜を渡されても臆することなく曲と向き合い、一期一会のステージを紡ぎだしてゆく室内楽の名手がソロ・ピアニストとして自身のアルバムを作る。
曲目
D.スカルラッティ(1685~1757)
1.ソナタニ短調K.9
2.ソナタホ長調K.380
3.ソナタハ長調K.159
4.ソナタニ短調K.1
5.ソナタロ短調K.87
6.ソナタト長調K.427
W.A.モーツァルト(1756~1791)
ピアノ・ソナタハ長調KV.330
7.アレグロ・モデラート
8.アンダンテ・カンタービレ
9.アレグレット
F.ショパン(1810~1849)
10. スケルツォ第一番ロ短調作品20
11. スケルツォ第四番ホ長調作品54
演奏者紹介
髙橋ドレミ(ピアノ)
☆2012年東京音楽大学ピアノ演奏家コース主席卒業。
ソロ活動のほかにアンサンブルピアニストとして幅広く活動、アンドレ・アンリ、エリック・オービエ、オッタビアーノ・クリストーフォリ、コハーン・イシュトバーンほか国内外の著名音楽家との共演を重ねている。
日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などの在京オーケストラの鍵盤奏者としても精力的に活動しており、2012年には冨田勲の新作「イーハトーヴ交響曲」の世界初演に携わり、翌年からの再演にゲスト奏者として出演を重ねている。
2014年、サントリー芸術財団サマーフェスティバルにおいて主要公演に出演。
2016年から久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラのメンバーとして全国ツアーに参加。
ヴィアナ・ド・カステロ音楽祭、ヴァイカースハイム音楽祭、エンゲルス音楽祭などヨーロッパの音楽祭に参加。
2014年、町工場を改装した音楽サロン(ドレミファクトリー)を主宰。