宮崎育ちのオルガン

宮崎市内にある、白く美しい教会。そこに置かれたドイツの伝統をひくオルガンで、在りし日の音楽をみずみずしく、現代日本の暮らしの中に息づかせてきた名手・松波久美子。
自身すぐれたオルガン奏者だった「音楽の父」バッハの作品を、この大家と同じくドイツで研鑽を重ねた彼女の演奏で、よく整えられたプログラムのなか、宮崎育ちのオルガンが、ゆたかな音楽美そのままに響かせてゆく、大小さまざま、色とりどりの11の名品。*レコード芸術「特選盤」

オルガン:ベルンハルト・H・エツケス建造

曲目

トッカータとフーガ ニ短調BWV538「ドリア調」
1. トッカータ
2. フーガ
3. コラール「おお神よ、誠実な神よ」によるパルティータBWV767
~コラールと八つの変奏(コラール歌詞朗読付き)
コラール「主イエス・キリストよ、われらに」による四つのオルガン楽曲
4. 2段の手鍵盤と足鍵盤でBWV709
5. 『ライプツィヒ・コラール集』より トリオ:2段の手鍵盤と足鍵盤でBWV655
6. 『オルガン小曲集』よりBWV632
7. 4声体コラールによる独奏曲BWV726
『ノイマスター手稿』より
8. 「鹿の谷川を慕いあえぐこと」BWV1119
9. 「キリストよ、汝は明るき日なり」BWV1120
10. 「ああ主よ、憐れな罪人われを」BWV742
幻想曲、フーガとコラール
11. 幻想曲とフーガ ト短調BWV542:幻想曲
12. コラール「我ら皆唯一の神、父と子と聖霊を信ず」によるオルガン楽曲
トリオ:2段の手鍵盤と足鍵盤(ダブルペダル)でBWV740
13. 幻想曲とフーガ ト短調BWV542:フーガ

プロフィール

松波久美子(オルガン):桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。1991年、渡独。ブレーメン古楽アカデミー・ブレーメン藝術大学音楽学部教会音楽科で研鑽、同大学院にてドイツ国家資格「教会音楽ディプロマーA」を授与され2001年帰国。2004年拠点を宮崎に移し教会音楽家として「魂に触れる音楽」を目指し日々研鑽しながら、国内はもとより欧州(ドイツ・オランダ・スイス・イタリア等)での演奏会に毎年招聘され演奏活動を続けている。


COO-041
¥2,800(税別)

CDカタログ