幻の楽器、パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール

イタリア音楽がパリに大流行し始めた18世紀初頭、フランス人お気に入りの楽器バス・ドゥ・ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)と同じ響きのまま、ヴァイオリンと同じくらいの高音域を奏でられるパルドゥシュ・ドゥ・ヴィオールが登場。この楽器はフランス革命まで大流行をみせたのち、ロマン派の大音響に埋もれ歴史から姿を消してしまう・・・。

曲目

フランス趣味
ルイ・オデリンヌ(?~?)
1~5)組曲ニ短調
1. プレリュード
2. リュートめかした小品
3. メニュエ(メヌエット)
4. サラバンド:グラーブ(荘重に)
5. ジグ・ア・ラングレーズ(英国風ジグ)
~「第2曲集」(1705年パリ刊)より
ロベール・ドゥ・ヴィゼー(1650~1723?)
6. アルマンド「老ガロ師のトンボ―」
~ヴォドリ・ドゥ・セズネの写本より
マラン・マレ(1656~1728)
7~11)組曲ト短調
7. プレリュード
8. サラバンド
9. ロンド―
10. ガヴォット
11. ジグ
~「トリオによる小品集」(1692年パリ刊)より
イタリア趣味
ヨハン・ローゼンミュラー(1619~1684)
12)2声部のソナタ第2番
12. グラーベ_アレグロ_アダージョ_アレグロ_アダージョ_ラルゴ_アダージョ_アダージョ_(指示表記なし)_ラルゴ
~2,3,4,5声部のソナタ集(ヴェネチア刊)より
ベルナルド・ジャノンチェッリ
13-14)リュートのための二つの小品
13. タステジャータ
14. コルレンテとその変奏
~「イル・リウト」(1650年ヴェネチア刊)より
タルクィーノ・メルーラ(1595~1665)
15. ラ・ギーザ
~「カンツォン集」(1637年ヴェネチア刊)より
趣味の集大成
フランソワ・クープラン(1668~1733)
16~19)トリオ・ソナタ「パルナッスス山の和解」
16. クラヴマン(重々しく)
17. 突進:ヴィヴマン(快活に)
18. ロンドマン(まろやかに)
19. ヴィヴマン(快活に)
~「リュリ讃」(1725年パリ刊)より抜粋・再構成

演奏者

エリゼオ・バロック・アンサンブル(古楽器使用)
宍戸敏子:パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール&ディレクター
リゼット・オーベール=ミルレ:パルドゥシュ・ドゥ・ヴィオール、バス・ド・ヴィオール
ジョナサン・ルービン:バロック・リュート、リュート・アッティオルバート
ジャン・ダヴィド・ビュルキ:バロック・ギター、バス・ド・ヴィオール


COO-016
¥2,800(税別)

CDカタログ